肺炎球菌ワクチンが新しくなりました――プレベナー20とニューモバックスの違いを、正しく知っておきましょう | 船橋市の内科・循環器内科なら、船橋駅前内科クリニック|女医

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肺炎球菌ワクチンが新しくなりました――プレベナー20とニューモバックスの違いを、正しく知っておきましょう

船橋駅前内科クリニックにお越しいただきありがとうございます。今回は肺炎球菌ワクチンが新しくなりました――プレベナー20とニューモバックスの違いを、正しく知っておきましょうについてご紹介致します。船橋駅前内科リニックでは循環器を標榜している関係で高血圧・糖尿病・中性脂肪・循環器疾患でのお悩みの方が多くいらっしゃります。更に呼吸器などの標榜している関係で、咳症状・風邪症状など急性疾患も多く来られます。そこで肺炎球菌ワクチンが新しくなりました――プレベナー20とニューモバックスの違いを、正しく知っておきましょうについてご紹介いたします。

「5年に一度打つ肺炎球菌ワクチン、またそろそろですか?」と聞いてくださる患者さんに、最近こうお伝えするようになりました。「実は、ワクチンが新しくなったんです。今回は少し詳しくご説明しますね」と。

2026年4月1日より、65歳時の肺炎球菌ワクチン定期接種が、これまでのニューモバックスNP(PPSV23:23価莢膜多糖体ワクチン)からプレベナー20(PCV20:20価結合型ワクチン)へと切り替わりました。これは単なる製品の入れ替えではありません。ワクチンの仕組みそのものが、大きく進化した出来事です。

ニューモバックスは、長年活躍した「信頼の先輩」

ニューモバックスは、1988年から日本で使われてきた歴史あるワクチンです。23種類もの型の肺炎球菌に対応する「莢膜多糖体ワクチン」で、その広いカバー範囲は大きな強みでした。長年にわたって多くの高齢者の肺炎を防いできた、功績ある薬剤です。

しかし、一つ大きな弱点がありました。ニューモバックスのような多糖体ワクチンは、免疫の司令塔である「T細胞」が十分に動いてくれず、時間が経つと記憶が薄れてしまうという弱点がありました。その結果、接種してから4〜7年で抗体価が下がるため、5年後に2回目の接種をすることが推奨されていました。「5年に一度、また打ちに来てください」という案内を受けた方も多いかと思います。

さらに、何度も打つと反応が弱くなる「低応答性」のリスクも指摘されていました。繰り返し接種のたびに効果が薄れていく可能性があるというのは、予防接種としては大きな問題でした。

プレベナー20は、免疫の仕組みそのものが違う

では、プレベナー20はどこが違うのでしょうか。その核心は、「結合型ワクチン」という新しい技術にあります。

プレベナー20が定期接種を変えるほど評価されている最大の理由は、その仕組みにあります。従来のワクチンは、細菌の表面にある多糖体(糖の鎖)だけで作られていました。これはいわば「犯人の指紋だけを見せて免疫に覚えさせる」ようなものです。しかし、プレベナー20では多糖体をタンパク質に結合させる「コンジュゲート技術」を使うことで、免疫の司令塔であるT細胞をしっかり動かすことができます。

T細胞が関与すると、体の中に「免疫記憶」が形成されます。結合型ワクチン(プレベナー20)の方が、免疫を記憶する仕組みが強力です。そのため、1回の接種で長く効果が続くことが期待されています。

プレベナー20はニューモバックスと異なり記憶免疫を形成するため、より長く効果が続くワクチンです。最新の学会ガイドライン(2026年4月)では、効果が5年程度持続すると推定されています。現時点ではニューモバックスのような「定期的な5年ごとの再接種」を繰り返す必要はありません。

「1回打てばそれで完了」。これは患者さんにとって、非常に大きなメリットです。

カバーする型の「質」にも注目を

「ニューモバックスは23種類、プレベナー20は20種類。プレベナーの方が少ないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、数だけで判断するのは早計です。

プレベナー20が対応する20種類の血清型には、重症化しやすい型や抗菌薬が効きにくい型が多く含まれています。効率よく「危険な肺炎球菌」を予防することが期待できます。ニューモバックスに含まれていたが実際に感染症を引き起こす頻度の低い型よりも、本当に重症化しやすい主要な型を優先的にカバーしているのです。

すでにニューモバックスを打った方はどうすればいいですか?

これが、当院でも最も多くいただく質問です。ニューモバックス接種後、1年以上あければプレベナー20の接種が可能です。また、ニューモバックス(旧来のワクチン)のみを接種済みの方は、直近の接種から1年以上の間隔を空けて、プレベナー20を1回接種することが勧められます。これにより、多糖体ワクチンでは得られなかった強力な記憶免疫を追加で獲得することができます。

ご自身の接種履歴がわからない方も、お気軽にご相談ください。お薬手帳や過去の受診記録をもとに一緒に確認いたします。

肺炎は、高齢になるほど重症化しやすく、命に関わる病気です。新しいプレベナー20の登場により、「1回の接種でより長く、より確かな予防」が実現できる時代になりました。まだ肺炎球菌ワクチンを受けたことのない方、5年以上前にニューモバックスを接種した方、ぜひこの機会にご検討ください。
宜しければご参考にして下さい。
引き続き、船橋駅前内科クリニック・内科・循環器内科・呼吸器内科・糖尿病内科・内分泌内科を引き続きよろしくお願いいたします。

クリニック概要

院長
篠田 暁与
・日本内科学会総合内科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・日本禁煙学会指導者 他
診療科目
一般内科 循環器内科 呼吸器内科
糖尿病内科 内分泌内科
所在地
〒273-0005
千葉県船橋市 本町7-6-1
船橋ツインビル東館
イトーヨーカドー入居ビル東館6階
最寄駅
JR・東武野田線「船橋駅」より徒歩約2分

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