食物アレルギーあれこれ
食物アレルギーは、食べ物に対する免疫の過剰な反応
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質。ほとんどはたんぱく質)」に「免疫」機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。
「免疫」はもともと体に害となるものを排除する働きです。
通常は体の栄養源となる食べ物が消化され吸収されても反応しませんが、免疫機能や消化吸収機能になにかの問題があると、吸収された食べ物を害があるものとみなして排除しようとし、そのために多くの症状がおこるとみられています。
なお、食物アレルゲンは口から摂るだけでなく、吸入や皮膚接触、注射などの経路からも入ることがあり、いずれの経路でもアレルギー症状がおきた場合は食物アレルギーといいます。
多くは、食物アレルゲンに対するIgE抗体が原因
体の中にアレルギーの原因となる物質「アレルゲン」が入ると、それを排除しようとして、免疫細胞の指令によって「IgE抗体」という物質(免疫グロブリンというたんぱく質の一種)が血液中に作られます。
「IgE抗体」は皮膚や粘膜(目、鼻、腸、気管支など)に存在する「マスト細胞」とくっついた状態でアレルゲン侵入に備えます。アレルゲンが体内に入るとIgE抗体がこれをとらえ、同時にマスト細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどの物質が放出されます。これが、かゆみや鼻づまり、息苦しさ、炎症などさまざまなアレルギー症状をおこさせるもとになります。
※ただし、「IgE抗体」が原因ではないアレルギーもあります(例:新生児・乳児消化管アレルギーなど)。
治りにくい湿疹が続いている場合は注意して
生後3カ月頃までに顔面から始まるようなアトピー性皮膚炎の症状がみられる赤ちゃんでは、食物アレルギーを合併していることがあります。
かかりつけの医師にアトピー性皮膚炎と診断され、ステロイド外用薬を塗ったり、皮膚を清潔に保ったり保湿に注意したりしても症状が2カ月くらい治らない、あるいはひどくなるような場合は、鶏卵などに対するIgE抗体が作られている(食物アレルギーを合併している)可能性が考えられます。
かゆみのある湿疹が主な症状で、よくなったり悪くなったりをくり返すのが特徴です。顔や頭、首、口や耳の周囲、手足の関節の内側などにできやすいものです。赤ちゃんの場合はおむつかぶれやあせもなどもできやすく、見分けがつきにくいことがあります。気になる症状が続くときは早めに医師の診断を受けましょう。
原因となる食べ物は鶏卵、牛乳、小麦が大半
乳児の食物アレルギーの原因となるもので最も多いのは「鶏卵」で、次に「牛乳」、「小麦」です。
クリニック概要
船橋駅前内科クリニック
- 院長
- 篠田 暁与
・日本内科学会総合内科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・日本禁煙学会指導者 他 - 診療科目
- 一般内科 循環器内科 呼吸器内科
糖尿病内科 内分泌内科 - 所在地
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