新型コロナウイルス抗体検査の内容に一部追加の件
船橋駅前内科クリニックへお越し頂きありがとうございます。
昨日の新型コロナウイルス抗体検査の内容に一部追加がありますので、再度アップさせて頂きます。
千葉県、船橋市をはじめ、市川市、習志野市、浦安市、柏市、また東京都在住の方・東京都勤務の方でも予約なしで来て頂ければ行えます。
引き続き船橋駅前内科クリニック・内科・循環器内科・呼吸器内科を宜しくお願い致します。
新型コロナウイルスIgM /IgG抗体検査キット
IgMとIgGを10~15分で同時に検出できる新型コロナウイルス抗体検査キットです。
保険適応外の為、1回10000円(税込)となります(クレジットカードはご利用できません)。
検査後は約15分で結果が出ます。その後、医師より結果をお伝えします。
万が一、検査キットの在庫が無くなってしまった場合、外部業者に検査依頼をして調べる方法もあります。この場合は結果が出るまでに1週間時間がかかります。費用は同額です。
予約制ではありませんので、受付時間内に直接来て頂ければ検査ができます。結果については簡易的な用紙でお渡しします。結果、陽性の場合であっても(抗体を持っている状態)今後、決して新型コロナウイルスに感染しないと言う訳ではありません。
風邪症状などで受診したがPCR検査をするほどの症状ではない、でも新型コロナウイルスに感染しているかを確認したい、といった場合に便利だと考え導入致しました。
●検査キットについて
この製品は、製造元SD BIOSENSOR社製のイムノクロマト法を⽤いた⾼速(IgM/IgG)同時検査を可能とした製品で、既に世界 120 カ国で少なくとも8億(抗体)テストの販売実績がございます。既に承認・認可(予定含む)については、フランス連帯保健省、マレーシア保健省、グアテマラ保健省、 コロンビア保健・社会保障省、韓国食品医薬品安全庁などから受けています。
• ● IgMとIgG併用でより確度の高い検査ができます。
• ● 全血・血清・血漿を使用できます。
• ● 10-15分で検査できます。
• ● 室温で保管できます。(2~30℃)
• ● 世界120カ国で数億テストの販売実績
• ● 韓国食品医薬品安全庁許可番号取得済み 体外第ホ20-309号
• ● フランス連帯保健省、マレーシア保健省、グアテマラ保健省,コロンビア保健・社会保障省より承認・認可(予定含む)
●販売実績(納入国)
• アメリカ、オーストラリア、ドバイ、イギリス、フランス、インドネシア、ポルトガル、インド、ブラジル、フィリピン、マレーシア、イラク、アルゼンチン、ドイツ、レバノン、チリ、ボツワナ、パナマ、パキスタン他(各4万テスト以上販売国)
●検査方法
●テスト結果
新型コロナウィルス抗体検査について
◉ どういった方が検査をするといいでしょうか?
・2週間以上前に体調不良があり、確かめたい方
・新型コロナウイルスの患者さんや風邪の方と日常的に接する機会が多い仕事をされている方
・不特定多数の方と日常的に接する機会が多い仕事をされている方
・自分が他の人にうつしてしまっていないかとても不安な方
などの方で、新型コロナに罹患したかどうかがとても気になる場合におすすめします。
◉ 抗体ってなんですか?
抗体は免疫グロブリンと言われ、体の免疫が作り出す免疫物質です。ウイルスや細菌などが体内に侵入すると異物を除去するために、免疫細胞が抗体を産生します。産生された抗体が、ウイルスなどと結合し、白血球やマクロファージといった細胞が体内からウイルスを除去します。
抗体はIgG、IgM、IgA、IgD、IgEの5種類に分類されます。このうちウイルスの排除に主に関係するのがIgMとIgGの2種類です。
◉ PCRとはどう違いますか?
下の図はウイルスの感染時期によりウイルスが分離される時期、抗体の産生、PCRが陽性に出る確率を模式図にしたものです。症状が出る前に時期(潜伏期)にウイルスが体内で増え(図の赤)、症状が出てくるとPCR検査(図の水色)によりウイルスを発見することができるようになります。
(https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2765837より一部改変)
発症から1週間を超えるとウイルスはほとんど排出されなくなり、人へ感染性はなくなります。PCR検査は数週間わたり陽性が出続ける例もありますが、これはウイルスの残骸を検出してしまうためと言われています。
新型コロナウイルスのIgMは発症から数日(報告では最短で4日)、IgGはIgMと同時か数日遅れて出てくることが多く、IgMはその後消失しますが、IgGは長く体に残存します。
具体的にはIgMは発症後2-3週間でピークに達した後低下し始め、5週目までに低いレベルに達し、7週目までにほぼ消失するのに対しIgGは7週以上持続します。
こうした検出時期の違いから、発症後早期の診断にはPCR検査が、発症後2週間以上経過した場合には抗体検査がおすすめされます。
また、上述のグラフをみてわかるように、発症後すぐにはIgM、IgGともに検出されません。このため、現在明らかなCOVID-19感染症症状のある方の診断としては保健所と連携しPCRを推奨します。
◉ 抗体検査をするとどんなことが分かりますか?
現在の迅速キットはイムノクロマト法による検査になります。いずれも試験試薬なので判断医師判断になりますがIgMとIgGの検出パターンにより以下のように考えられます。
【IgM・IgGともに陰性】
新型コロナウイルスに罹患したことがありません。(※ただし発症からごく早期だと偽陰性といい潜伏期間の可能性もあります)
【IgMのみ陽性】
1-2週間以内に感染をしている可能性が高く、居住区の保健所と連携をして今後の対応を決定します。
【IgM・IgGともに陽性】
2~4週間以内に感染をしている可能性が高く、現在感染活動期であると考えられます。
症状のエピソードに応じて、居住区の保健所と連携をして今後の対応を決定します
【IgGのみ陽性】
4週間以上前に感染をしている可能性が高いと言えます。生活制限は不要です。一度罹患をしても、再度罹患をしたり、無症状で媒介をする可能性はあります。
当院ではSD BIOSENSOR社のstandard Q COVID-19 IgM/IgG Comboキットを使用しております。こちらは医療機関のみで使用を許可されており、個人向けに発売はしておりません。
このキットはPCR検査と照らし合わせた感度96.94%、特異度95.74%と非常に精度が高い検査となっております。
COVID-19は、多くの症例において潜伏期が数日~2週間程度と比較的長く、症状が出現してからさらに約5~7日程度経過した後から肺炎に至るなど、その病態の完成には比較的長い時間経過を示す特徴があり、潜伏期間を考えると感染から抗体産生にはIgMでも2週間以上を要することになります。
国内でイムノクロマト法を用いた報告では下記の様にIgG、IgMともに初回陽性時期は7日、平均値で12日であるため抗体検査に適した時期はやはり2週間程度経過してからといえます。
また中国でのSARS-CoV-2に対するIgM, IgGの定量的検討では、発症から抗体が陽性化するまでの時期の中央値が、IgMで12日、IgGで14日と報告されており、IgMがIgGに先行しているものの陽性化時期はほぼ同時期となります
尚あくまで参考データではりますが、既知のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)によるウイルス肺炎患者の検体では、IgGキットでごく薄いラインの発現が確認された報告もあります。
よって、明らかな感冒(いわゆる風邪)症状の方が検査を受けるとIgGが弱陽性となることもあります。
ご留意ください。
(http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200428.pdfより一部引用)
クリニック概要
船橋駅前内科クリニック
- 院長
- 篠田 暁与
・日本内科学会総合内科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・日本禁煙学会指導者 他 - 診療科目
- 一般内科 循環器内科 呼吸器内科
糖尿病内科 内分泌内科 - 所在地
- 〒273-0005
千葉県船橋市 本町7-6-1
船橋ツインビル東館
イトーヨーカドー入居ビル東館6階 - 最寄駅
- JR・東武野田線「船橋駅」より徒歩約2分
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