「症状がないから吸入をやめた」――それが一番危険です。慢性の咳と吸入薬の3剤合剤について、大切なことをお伝えします | 船橋市の内科・循環器内科なら、船橋駅前内科クリニック|女医

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「症状がないから吸入をやめた」――それが一番危険です。慢性の咳と吸入薬の3剤合剤について、大切なことをお伝えします

船橋駅前内科クリニックにお越しいただきありがとうございます。今回は「症状がないから吸入をやめた」――それが一番危険です。慢性の咳と吸入薬の3剤合剤について、大切なことをお伝えしますについてご紹介致します。船橋駅前内科リニックでは循環器を標榜している関係で高血圧・糖尿病・中性脂肪・循環器疾患でのお悩みの方が多くいらっしゃります。更に呼吸器などの標榜している関係で、咳症状・風邪症状など急性疾患も多く来られます。そこで「症状がないから吸入をやめた」――それが一番危険です。慢性の咳と吸入薬の3剤合剤について、大切なことをお伝えしますについてご紹介いたします。

「先生、最近咳が落ち着いているので、吸入薬は飲み薬に変えてもいいですか?」「毎日使うのが面倒で、ついサボってしまいます」「ステロイドが入っていると聞いて、怖くて続けられません」——こうしたお声を、慢性的な咳で通院されている患者さんからよく耳にします。

その気持ちは、よくわかります。毎日の吸入は、慣れるまで手間に感じることもありますし、症状が落ち着いてくると「もう必要ないのでは」と思いたくなることも自然なことです。しかし、今日はっきりお伝えしたいのです。症状がないように見えるときこそ、吸入を続けることが、皆さんの肺と気道を守っています

慢性の咳は「炎症」と「気道の収縮」が根っこにある

長引く咳の主な原因となる気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は、気道に慢性的な炎症が起きている病気です。炎症が続くと気道の粘膜が傷んで過敏になり、少しの刺激(冷たい空気、運動、においなど)でも気道が収縮して、咳や息苦しさが出やすくなります。

重要なのは、症状が和らいでいるときでも、気道の中では炎症が静かに続いているということです。「咳が出なくなったから治った」のではなく、「吸入薬が炎症をしっかり抑えてくれているから症状が出ていない」のです。ここを誤解されている方が、本当に多くいらっしゃいます。

3種類の薬、それぞれ役割が違います

吸入薬には、大きく3種類の成分があります。

まず**吸入ステロイド(ICS)**です。気道の炎症そのものを鎮める薬で、慢性の咳治療の根幹をなします。「ステロイドは体に悪い」と心配される方が多いのですが、吸入ステロイドは飲み薬や点滴のステロイドとは全く異なります。直接気道に届けるため、ごく少量で効果を発揮でき、全身への影響は最小限です。毎日使うことで気道の炎症を抑え、発作のリスクを根本から下げます。

次に**長時間作用型β2刺激薬(LABA)**です。気管支を広げ、空気の通り道を確保する薬です。短時間作用型(発作時に使う即効薬)とは異なり、LABAは1日を通じて気道を安定して広げ続けます。炎症を抑えるICSと組み合わせることで、相互に効果を高め合い、単剤より優れた効果が得られることが確認されています。

そして**長時間作用型抗コリン薬(LAMA)**です。気管支の収縮を神経レベルで抑制し、気道を広げ続ける薬です。LAMAは特に、LABAだけでは症状の改善が乏しい場合に非常に有効で、咳や痰、呼吸困難といった症状の軽快に重要な役割を果たします。また、喫煙歴があるなど、喘息とCOPDの要素を併せ持っている「喘息COPDオーバーラップ(ACO)」の患者さんにとっても、LAMAは非常に重要な薬剤です。

3剤合剤(トリプル製剤)が登場した理由

以前は、これら3種類の薬を別々に、あるいは2種類と1種類に分けて吸入するしかありませんでした。複数の吸入器を使い分けるのは、操作方法を覚える手間、吸い忘れのリスク、経済的な負担など、患者さんにとって大きな壁でした。

ICS・LABA・LAMAの3成分を一つの吸入器にまとめたトリプル吸入薬の最大のメリットは、それまで2つの吸入薬を併用する必要があった患者さんがたった1つで済ませられることによる、満足度・治療への継続率の向上です。また、吸入薬の組み合わせ次第では経済的負担を減らすことも可能です。

さらに、大規模な臨床試験では、中等症から重症のCOPD患者において、3剤配合療法が2剤配合療法より有意に増悪頻度を減少させることが示されており、ICS用量に関わらず3剤配合の有効性が確認されています。「1回の吸入で3種類の薬が届く」ということは、利便性だけでなく、治療効果の面でも大きな意義があるのです。

吸入後の「うがい」を忘れずに

一点、ぜひ習慣にしていただきたいのが、吸入後のうがいです。吸入ステロイドは口腔や気道に付着したものによって、口腔カンジダ症(口の中にカビが生える病気)や声のかすれ、口腔内乾燥などを起こすことがあります。吸入後に十分なうがいをすることで、これらの症状を予防することが大切です。水でのうがいを2〜3回、これだけで予防できますので、必ずセットで行ってください。

続けることが、肺を守る

ICS・LABA・LAMAはコントローラー(長期管理薬)と呼ばれ、続けて使用することで発作を予防するお薬です。症状がなくても自己中断せず、毎日決まった時間に吸入するよう心がけましょう。

吸入をやめてしばらくは何も起きないこともあります。しかし、じわじわと気道の炎症が戻ってきて、ある日突然、重い発作や急激な悪化につながることがあります。「調子がいいから」という理由で中断するのが、最もリスクの高い選択なのです。

吸入の仕方がわからない、うまく吸えているか不安、毎日続けるのがつらいと感じたら、どんな小さなことでも遠慮なく相談してください。吸入器の種類や使い方を一緒に見直すだけで、グッと楽になることもあります。皆さんが毎日の吸入を無理なく続けられるよう、しっかりサポートいたします。
宜しければご参考にして下さい。
引き続き、船橋駅前内科クリニック・内科・循環器内科・呼吸器内科・糖尿病内科・内分泌内科を引き続きよろしくお願いいたします。

クリニック概要

院長
篠田 暁与
・日本内科学会総合内科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・日本禁煙学会指導者 他
診療科目
一般内科 循環器内科 呼吸器内科
糖尿病内科 内分泌内科
所在地
〒273-0005
千葉県船橋市 本町7-6-1
船橋ツインビル東館
イトーヨーカドー入居ビル東館6階
最寄駅
JR・東武野田線「船橋駅」より徒歩約2分

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【休診日】水曜午後・木曜・日曜・祝日
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9:30

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